前連載していた「北米鱒釣生活」もここに混ぜて欲しいとのリクエストが来て原稿を見つけました。
内容加味して、フライフィッシングのこと書き留めて起きます。
<アメリカへ時代背景は1990年から始まります>
何となく納得の、行かないまま時は過ぎていきました。もう日本国内からの情報は全て無いぐらい集めました。当然フライプロタイヤ―という意識を持ってタイイングツールはトランクケースに入れました。現地でのフライタイイングをベースにしないと日本で大量フライタイイングしても失敗があるおそれがありそうなので、何本巻いたかわからないけど隙間なくぎっしり入ったフライボックスを15箱トランクにいれました。
<ロスアンジェルスへ>
1991年6月、妻と子供を残しいよいよスタートしてしまいました。なんとなく後ろめたいものがあるし、帰ってきたら何も無いかもなんて考えたことも(笑)。でも自分の妻と子供を信じて親父の最後の我がままをお願いしました。家族は気持ちよく自分を出してくれました。もちろん定期連絡は電話で報告です。一人なんで死んでも解らないし、迷惑をかけてはいけないという義務です。
<ロスアンジェルスへ>
一人千歳から成田いよいよアメリカへ国内最後の自宅連絡、出国審査を終えて公衆電話からしました。出国審査をが終わったこちらのゲートはすでに外国なんですよね。税金もないしまだ日本の地なんですが不思議な感覚で出発時間を待っていました。一時間もしないうちにアナウンスが入りゲートへ「いよいよか」日本に帰ってこられるのかなって思いつつ機内へ。約12時間のフライトです。当然トランスファー(乗換)が2回そして現地までのドライブが約2時間です。
というわけで入国です。何しに来たの一人で「観光?」「フィッシング」というと凄いと言われ「いつまで?」と聞かれ「3カ月」と言ったら「クレイジー」と言われました(笑)。
<ソルトレイクシティへ>
ということで、次の便まで2時間あるしと思いロスアンジェルス飛行場見学。とにかく何もかもデカイの一言ですね。おっハンバーガー屋発見。となりにうどん屋あるけど、
「ここはアメリカだぜ」というノリでコーク&バーガーというスタイルです。
さて搭乗時間、アメリカ国内便なので、なんかとてもフランクな気分で行動です。ソルトレイクシティ空港は、免税店とか下見してきました。ここは自分大好きなドッグショップがあってリードとか首輪や犬の食器など日本に無いものがごっそり売っています。いつもここで首輪を買って帰ります。また犬好きな釣り仲間のお土産もここです。本当にお勧めです。そろそろ時間なのでゲートまで、ここから先は時間に大らかな国ですから予想通りのことが始まりますね。
<ボウズマンへ>
いつものことながら、ボウズマン行きの飛行機は先に行っちゃいました。なぜか荷物は先に行っているんですよ。人間がゲートまで間に合わないだけなんですよね。荷物の積み替えの方がスムーズに出来ていて、人間は下りてからモタモタするわけです。でもちゃんと航空会社は知っていて同じ到着地に向かう系列会社の飛行機を教えてくれます。これも旅行会社の知人に聞いていたのでスンナリと行きました。ただしゲートまで遠いのでいつもダッシュで移動していました。出発時間は1時間もあるれど小さい飛行機なのでオーバーブッキングを避けるために急がせられるのです。取りあえず手続きが済み待合室へ、「凄い」乗客全員ほとんどが手にフライロッドケースを持っています。気の早いのはベストまで「いや~来たな」って感じです。なんだろこの変な興奮は、今まで生きてきてあじわったことのない状態です。いつもの釣りに行くという感じじゃないですね。不安と期待が交差する中着々と現地に近づいています。きっと明日の朝は何しているのかな?なんて自分のこと考えるのなんて久しぶりです。思わず顔がニヤついてしまいました。
<イエローストンへ>
ボウズマン空港に着いたのは夕方でした。荷物は大丈夫かなと心配していましたが無事に到着していました。荷物の確認をしてもらいレンタカーへバジェットレンタカーは中々対応が良かったです。片言英語で苦労していたらなんと日本語で書いてあるマニュアルを持ってきて保険のことや借りる日数だのを決めて完了。とてもやさしいカウンター女性でした、いざ荷物を積んでイエローストンへ取りあえずロードマップにルートを書いてもらい約2時間のドライブとなります。現地に着いたらその日ディナーのお店まで教えてもらいました。国道1号線をイエローストンへ久しぶりの右側通行に最初とまどいながらスタートです。空港でドリンクや軽食なんか買い込んでアメリカの道をここはモンタナです。ボウズマンの町の中もみたくちょっと遠回りですがメインロードを走ってきました。やっぱり都会って感じします。ここにもフライショップがあるし現在のFFFフライフィッシングフェデレーションの事務所があります。この頃はまだイエローストンにミュージアムもあってなかなか良い環境でした。次回いよいよイエローストンに到着から。

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